(漢字そぞろ歩き) 字と号
複数の名を持った中国人
過去の中国では同輩または目上の人の実名を口にしたり、その文字を書くことがきわめて不敬なこととされ、そのため人々は、他者が自分を呼ぶ時の名前をあらかじめ用意していた。この別名を「字(あざな)」という。
著名な人物を例とすれば、杜甫は字を「子美(しび)」、李白は「太白」というので、過去の文献では杜甫は「杜子美」、李白は「李太白」と書かれることが多かった。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO93800260W6A110C2MY9000
今回もとても面白いお話でした。多分、高校の古典だったかな、同じ人物なのに、名前が違っていて、あれあれと思ったような・・・そういう複数の名前を持つ文化が、中国では数千年にわたってなじんでいること、そして特に偉い方の実名を使ってはいけないというルールが厳格に守られていて、「観世音菩薩(ぼさつ)」を「観音菩薩」、邦」は「国」、「蘭亭序」は「蘭亭叙」に置き換えられて、タイムラグを伴って日本に入ってきたんだなと。だから、日本では、どちらの漢字読みが存在するんだと、なるほど・・・書道の書聖といわれる王義之の「蘭亭序」「蘭亭叙」、どっちも見たことあったので、こういう背景だったのかと。


