教育は国の基
家内が小学校2年生の孫の授業参観に行き驚いていた。二桁の筆算問題一つを授業時間のほとんどを使ってやっていたのだ。参観の後、孫に聞いたところ、「あんな問題みんな分かっているよ。分かっている人は黙って座って授業の邪魔をしないように、タブレットを見ていてもいいからといわれている」とのこと。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO89900970Y5A700C2DTC000
日経にこのような記事が出ていて驚きました。私の理解力不足か世間とのずれによるものかと考えてしまうぐらいの衝撃でした。記事では、まず、小学2年生の算数授業が、授業についていけない子に合わせて進んでいること、できる子はタブレットなどをみて時間をすごしているとのこと。また、日本の公教育が普く理解できるようになっているシステムについて、できる子どもたちへの配慮や結果として塾など経済格差に伴う学力格差、ひいてはこのような教育システムでは日本は世界から脱落すると、という問題定義から、子ども食堂的な、できる子どもたちには、シニアボランティアが個別に教えるという着想で結ばれた記事。
新聞記事として載せるエピソードして、あまりにも点の事例ではないかと。私も、このような授業シーンは見たことあるが、そうじゃない授業をされている先生もいらっしゃる。学年によるのかもですが、習熟度に応じてのクラス編成になる学校もある。しかも、子ども食堂のようなシニアボランティアの活用の話が問題の解決方法の一つとして。
教育は国の基という題目と記事の内容があまりにもかけ離れていたので、衝撃だったんですね。AIやデジタル化、グローバル化で、そして、世界で一番高齢化が進む日本、だからこそ教育そのものの見直し時期なんだろうと感じていたなかで、偏差値教育の前提と教育現場にシニアボランティア活用の提言まで書かれたこの記事の内容に違和感を感じたのかも。これまでの偏差値教育の是非が問われているし、そして改めて子どもたちの多様性が反映されたなかで、大事な教育だからこそプロに任せたいと、一母親として思う。だから、AIやデジタル化をうまく活用した教育システムの議論が進むといいなと願う。


