日本で新しい家族、ベトナムの子は「もう過去の話」 取り付く島もなく、父子の面会実現せず
ベトナム残留日本兵の調査を始めた小松みゆきさん(77)に、チャン・ゴック・ソンさん(75)は残留日本兵だった父の「傷病記録」という紙を持ってきた。ベトナムでの経歴やけがをした年月を示す資料で、日本の住所と電話番号も記されていた。
小松さんは2002年、紙に書かれた静岡県内の住所に向かった。富士山を望む駅から電話をかけると、男性が出た。ソンさんの父だった。「すぐ行きます」。駅で待っていると細身で背筋が伸びた男性がやってきた。...
https://www.chunichi.co.jp/article/1130310
太平洋戦争時の残留兵士が700名前後残っていて、ベトナム戦争でも戦い、ベトナム在留時に家族を作るもその後日本に帰還。その後の様子を追った記事。
時代に翻弄された家族のお話とは言えども、なんとも心が痛くなる。しかし、今回の記事は、父に会いたがっていたベトナムの子どもに会いたくないという父の言葉をそのまま伝えたというところに、常々考える優しい嘘って、どこまで許容されるのだろうかと。すべて額面どおり言葉どおりに伝えることが、それは真実を伝えていることになるのだろうかと、考えさせられた記事でした。


